Skip to main content
column

15枚の写真で振り返る、ツリーヘッズ・Homemade Villageの15年

By 2025年12月29日1月 2nd, 2026No Comments

Homemade Villageの運営やオリジナルのタイニーハウスを製作しているTREEHEADSは、2025年12月に創業15周年を迎えました。

2010年に竹内が1人ではじめたTREEHEADSは、創業当時は伐採やツリーハウス製作を主にしていました。それから東北に通うようになり、Dee Williamsのタイニーハウスと出会い、各地の人々との出会いを重ねていくうちに、つくるものがどんどん変わってきたそうです。

そんなTREEHEADSの15年の歩みを、15枚の写真とともに振り返ります。

●2010年:会社設立とアルバイトの日々

設立してすぐは仕事もほとんどなく、前職のツリーハウス製作で得たクライミングの技術で特殊伐採の仕事を受けたり、空師(そらし)の親方の元でアルバイトをしながら、自宅ガレージで家具などをつくっていた。

●2011年:引き続き、アルバイトと家具

相変わらず特伐やお庭の手入れのアルバイトをしながら、自宅で家具づくり。大工さんが使う作業台(ウマ)の脚部を本当の馬の脚をトレースしてつくってみたら面白くて、とうとう東京のショップ(Trico)で販売することに。名前はSAW HORSE、現在は生産中止。←同じものを繰り返し何個もつくるのが苦手だったため。

●2012年:ガレキを再生し子どもの遊び場に@岩手県宮古市

岩手県の宮古市、震災で壊れた町の破片が郊外の広い土地に集められていた。それらを利用して東京の代々木公園で子どもの遊び場に。これがきっかけで東北で起きたことをよく考えるようになる。山梨県富士吉田市で設立後最初のツリーハウスを製作。

●2013年:2つの起点となるプロジェクト@富士北麓

最初のツリーハウスから車で10分くらいの距離にもう1つ、森の中に個人の別荘としてのツリーハウスを製作。じっくりと時間をかけてつくった思い出深い作品。そのあとすぐ、また近くの美術館から初めてのタイニーハウス製作依頼。トレーラーの上に小屋をつくるのは初めてだったが、時間はたっぷりあったので色々と研究。タイニーハウスムーブメントの存在を知る。

●2014年:東北、アメリカ、山中湖と飛び回る

年初、タイニーハウスで暮らすDee WilliamsのTEDトークの動画を見て、すぐアメリカに会いに行く。戻ってきて、気仙沼と石巻でツリーハウスを製作(正確には地元の人に製作指導)している期間にもタイニーハウスへの興味が強くなり、秋にはDeeを招聘してタイニーハウスワークショップ@山中湖を開催。

●2015年:タイニーハウスの本質を探しに@アメリカ西海岸

「本場アメリカのタイニーハウスムーブメントを自分の目で見に行きたい」と思い立ち、企画してクラファンで資金を集めた。4月には渡米し、ロードムービー『simplife』撮影。帰国してからは、縁あって山梨県北杜市に引っ越した。この年は安曇野でもツリーハウス(カモミール畑の上に)をつくった。

●2016年:新しい工場で新しい試み@北杜市

長く使われていなかった工場を借りて、今までの屋外作業から屋根の下でじっくりと作業ができるようになった。中高時代の仲間を中心にセルフビルドでクラフトビールのお店をつくったり、アメリカのスクールバスを改造して子供の遊び場をつくった。初めてシャーシをオリジナルで設計、製造。

●2017年:『simplife』上映キャラバン@日本各地

アメリカのタイニーハウスシーンを記録したロードムービー『simplife』を公開して、クラファンで応援してくれたみなさんに会って上映をするため、日本各地をめぐるキャラバン(2ヶ月)を決行。その年の10月にはテキサスのTiny House Jamboreeでも上映。

●2018年:Homemade Villageとなる土地の購入

いまの工場とHomemade Villageがある土地を購入。火事の残骸を片付け、枯れた立木を伐採、プレハブを全面改修したり、大がかりな土地の整備とリノベーションを始めた。最初はだれも見向きもしない廃墟のようだったが、この時から毎年少しずつ手を入れて、ようやく今の姿になった。

●2019年:宿泊型タイニーハウスビレッジ@木更津市

千葉県木更津市にあるクルックフィールズで宿泊施設としてのTiny House Villageの製作。元々そこにあった牛舎の解体材を活用して、2ヶ月に1台づつ、全く違うデザインのタイニーハウスを5台、完成するたびに現地に運び入れた。まだクルックフィールズもオープン前で他の建物や農園なども少しずつカタチが見えてきた頃だった。

●2020年:コロナの影が忍び寄るなか、布製のシェルターを連続製作

コロナ初期は、すでに決まっていた仕事があって製作を進めた。トレーラーやキャンパーのような重いものではなく、ライトなシェルターをつくりたい気分だったのかもしれない。壁がテント生地のキャビンは道志村の水源の森に、屋根が幌布でできた幌馬車はRECAMP勝浦のために製作した。

●2021年:とうとう仕事がなくなった。タイニーハウスとは何だっけ?

コロナ禍の影響で各業界の動きも止まり、製作オーダーもぴったりと止まってしまった。simplifeで出会ったパイオニア達を思い出しながら、自分らしいタイニーハウスの提案として、農的な暮らしとつながるタイニーハウスコミュニティを計画。Homemade Villageのコンセプトが生まれ、フィールドの開発に時間を注いだ。

●2022年:小さな暮らしと営みを。CAMILOTA@北杜市

ビレッジを開拓しながら、定期的にオープンハウスを開催するように。いろいろな人と出会い、タイニーハウスに興味を持つ人の将来の夢を聴くことから、その人の暮らしや営みにタイニーハウスがどのように役立つのか考えていた。沖縄石垣島から移住をしてきたご夫婦と出会い、タイニーハウスを活用したコーヒーショップ「CAMILOTA」を製作。

●2023年:タイニーハウスワークショップ3回目のリスタート

ワークショップは2014年・15年と連続で開催。その後simplifeの制作などもあり、3回目はちょっと落ち着いた2020年に開催したのだが、コロナの影響で3週目でストップ。その再始動を23年に行なった。各地から集まった15名の参加者と、それぞれの今後の暮らし方にも思いを馳せながら、一緒に手を動かして1台のタイニーハウスを完成させた。

●2024年:引きこもり@Homemade Village

この年もどういう訳か受注が少なく、その分ビレッジの開発に時間とお金を注ぐことができた。標高1000m近くの土地で長い期間作物を育てようと思うと温室がすごくありがたいことを実感していたので大きな温室と、今までつくった2つのタイニーハウスよりさらに大きいタイニーハウスを製作。ビレッジの配置計画も大きく変更。ようやく村らしくなってきた。

●2025年:2つのタイニーハウスビレッジ

そして今年は、タイニーハウスと小さな暮らしを体験できる宿泊サービスをスタート。3つのタイニーハウスとコモンハウス、グリーンハウスやエディブルガーデンも整備して、訪れる人が思い思いに過ごせるように工夫を重ねた1年。また、クルックフィールズのTiny House Villageも拡張することになり、新たに3台のユニークな車を作っています。2026年ゴールデンウィーク頃にはリニューアルオープンできそうなので、お楽しみに!

==

15年の時間のなかで、つくるもの・目で見えるものは変わったりよりよくなったりしてきましたが、代表・竹内の思いと世の中を見るまなざしは、ずっと変わっていないのではないかと感じます。

2026年も、Homemade Villageが訪れるだれかにとって新しい価値観と出会ったり、心地よい時間を過ごせたり、あたたかいつながりを得られる場所になることを私たちも願っています。