2024年もあと少し。日々、つくりたいこと・ものをイメージして手を動かしていると、ほんとうに日々があっというまに過ぎていきますね。熱中できることがある暮らしに、今年も感謝したいなと思います。
さて、宿泊サービスのスタートに向けて大きな変化があったHomemade Village。どんな一年だったのか、写真で振り返ってみましょう!
2024年4月:冬があけて、一度まっさらに。春のオープンハウスwith小さなマーケットを開催!
ようやく春らしさが見えるようになった4月。冬のあいだ凍てついていたレイズドベッドも一度きれいにして、次の作付けの準備をしました。
まだこのころは、グリーンハウスの工事もはじまっておらず、まっさら。広いスペースがありました。
そのスペースをつかって、オープンハウスと小さなマーケットを開催。コーヒー、チーズ、お菓子、古着、カレー、と八ヶ岳のすてきなお店のみなさんが集まってくれて、にぎやかな春の日になりました。
訪れてきてくれたみなさんが、タイニーハウスで思い思いに過ごしているのはうれしい光景でした。
5月:温室でヒューゲルカルチャーに挑戦
毎年トマトやハーブを育てていた温室の、まんなかのスペースをつかって、ヒューゲルカルチャーのレイズドベッドをつくってみたのが5月のこと。
ヒューゲルカルチャーとは、ドイツや東ヨーロッパで行われてきた自然農法の一種で、一番下に丸太を置き、枝や落ち葉、コンポストを重ねていき、野菜を育てる植え床をつくっていくというもの。
つくってみたレポート記事は、こちらからご覧ください。
「腰を曲げずに作業ができる高さのベッドができて、とても楽になった」とガーデナーのさやかさん。
森の手入れができて、つかいやすい野菜のベッドにもなる。学びの多い体験ができました。
6月:La Feuilleさんが玄関ガーデンを彩る。
甲府にあるお庭づくりのLa Feuilleさんに、Homemade Villageの玄関となるエリアを植栽で彩っていただきました。
植物が広がっていくことを想定してデザインされていて、この6月以降どんどんと美しくなっていく様子に癒されました。
7月:グリーンハウスが組み立てられ、オープンハウスを開催。
大きな温室「グリーンハウス」が出現。ヒューゲルカルチャーのベッドをつくった温室は育苗用に、こちらの大きなハウスでは野菜やハーブが育てられる予定です。
骨組みもしっかりとしていて、農業用のビニールハウスと同じ仕様ではありつつ、細かな部分をHomemade Village仕様にしています。
できあがった大きなグリーンハウスで、「夏のオープンハウスwith小さなマーケット」を開催。室内は暑いかと思いきや、風も通って過ごしやすい空間に。
外とゆるやかに区切られているので、ソファやテーブルを置いてくつろいでもらえるようになりました。
日野春ハーブガーデンさんも出店してくださり、秋にむけて植えるハーブを選んでいくお客さんの姿も。にぎやかなオープンハウスとなりました。
8月:Village Farmの実り真っ盛り。TREEHEADSのスタジオでは「SUBACO」を製作
今年のVillage Farmは、北杜市内で自給農園めぐみのを営む湯本さんにアドバイスをいただきながら、土づくりや植え付けをしていきました。
そして実りの季節、ナスをはじめたくさんの野菜が実をつけてくれました。
ガーデナー・さやかさんと一緒に振り返ったレポート記事も、ぜひ読んでみてください。
Homemade Villageの横にあるTREEHEADSのスタジオでは、山の本屋「のほほん」に設置する小さなギャラリー「SUBACO」を製作。
展示を意識した窓の配置や、目を引く外壁など、TREEHEADSらしいオリジナルのタイニーハウスができていました。
10月:秋のオープンハウス開催。「STAY」の準備も着々と
温室内に、飲食の提供ができるコーナーショップが完成。きれいな緑の壁が目を引きます。
10月の「秋のオープンハウスwith小さなマーケット」では、甲府のEATS IN SPACEさんに来ていただき、少し肌寒くなってきたなか、おいしいカレーとコーヒーを楽しむ一日となりました。
11月:Villageを再構築!
宿泊サービス開始に向けて、Village Farmのレイズドベッドの位置を変えたり、水はけがよくなるように造成をしなおしたり、タイニーハウスの位置を調整しました。
上空から見ると、こんな感じ。
タイニーハウスは置く向きによって、太陽の光の入り方や、窓から見える景色が変わります。どう置くとよりタイニーハウスの空間を楽しめるかを考えながら設置しています。
12月:宿泊用の新しいタイニーハウスが完成!
いよいよ、宿泊サービスの準備も大詰め。最後に、宿泊用に新しくつくったタイニーハウスも設置されました。
ほかのタイニーハウスと外壁の雰囲気も違い、また違った素材のおもしろさを感じます。中は2つのベッドとロフトもあり、広々。
大きな窓からはたっぷり光が入り、Villageをゆっくり眺めることもできます。
これで、宿泊用のタイニーハウスが揃いました!宿泊予約スタートのお知らせができるのも、あと少しです。
2024年のHomemade Villageは、ヒューゲルカルチャーに挑戦したり、グリーンハウスができたり、宿泊サービスの準備が一気に進んだりと、盛りだくさんな一年となりました。
そしてオープンハウスを通じて、たくさんの方とお会いすることもできました。
日々手を動かしながら、Homemade Villageはこれからどんな場所になっていくとおもしろいか、どんな人たちに、どんな過ごし方をしてもらいたいかとイメージを膨らませています。
来年はいよいよ宿泊サービスのスタート。オープンハウスとはまた違った形で、「小さな暮らし」をより感じてもらえるよう、準備を進めています。
みなさんの暮らしがより豊かに、Homemadeなあたたかさで満たされる一年になりますように。
また来年、お会いしましょう。
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写真:kota
文:日菜子