ワークショップ再開します(参加者の追加募集は文末に)
「再開」と書いたのは、2020年に木更津のクルックフィールズでタイニーハウスワークショップをスタートしていたからです。1月2月と2回集まって、実際にタイニーハウスの骨格が組み上がったところ、3月コロナウィルスの感染拡大を受けて延期を決断しました。コロナ自体が誰にとっても初めての経験で、楽観と不安が入り混じり、再開できずに3年経ってしまいました。
最初に集まった15人の参加者のみなさんもこの間辛抱強く再開を待ってくれていましたが、パンデミックを経てそれぞれの生活環境が変わり、現在残っているのは数人ということになっています。参加の断念された方には本当に申し訳ないのですが、返金対応をさせていただき、次のワークショップをスタートする決意をしました。
タイニーハウスってなに?
タイニーハウスとは、Tiny(小さい)House(家)のこと。つい最近まで、大きな家や高級な自動車などを所有することが豊かさの象徴のような時代がありました。大量生産大量消費の文化に疑問を感じ、新しい豊さや幸せのカタチを模索する中で生まれてきたのがタイニーハウス・ムーブメント。小さな(身の丈の)暮らしをすることで支出や労働を減らし、自分の好きなことにお金や時間を使うライフスタイルで、世界中で共感を呼び、拡がり続けています。
ぼくらが出会ったタイニーハウスの実践者たちは口々にこう言います。「たくさんの機能を小さな家に詰め込むことができないので、自分にとって本当に必要なモノを知ることができた。」「所有しなくて良いものは、共有することで暮らしをコンパクトにできる。」「外に機能を求めることで、自然や都市機能(インフラ)との関係性を深めることができた。」「本当に必要なものだけに囲まれた小さな家に住むことで、自分がやりたいことに専念できる。」
現実はタイニーハウスの住人たちも次のステージに(多くはトレーラではなく基礎のある小さな家やアパートなど)に住居を移すことがありますが、それでもタイニーハウスの暮らしは素晴らしかったと言います。今まで当たり前だと思っていた常識を手放して、自由でフレキシブルなマインドに切り替えることができたこと。そして本当にやりたかったことを優先する生き方を発見したのです。
ワークショップ
タイニーハウス・ムーブメントの特徴はセルフビルド(自作する)という選択肢があることです。セルフビルドすることでコストを抑え、好みの空間を手に入れることが可能です。標準的な大きさの家は、まったくの素人には難しいかもしれませんが、タイニーハウスなら実現可能です。日本ではまだまだセルフビルドしてそこに住むという事例は少ないですが、このワークショップを通じてそのカルチャーを育てていきます。
7ヶ月・毎月1回の週末を使って、小さな小屋をつくるための大工技術と共に、地球とのつながり、未来の暮らし、生活に必要なエネルギーや実践者のストーリーまでを学ぶことのできる入門編です。タイニーハウスの制作はたっぷり時間をかけて実物のタイニーハウスを1棟完成させます。経験豊富なビルダーが担当して、安全な道具の使い方を学んでください。
開催概要(追加募集)
目 的:タイニーハウス制作のための技術とその利用に関する基礎知識の習得
会 場:Homemade Village
住 所:山梨県北杜市大泉町
●日程
日 程:2023年4月〜2023年10月の週末
時 間:1日目 – 12:30〜14:30 / 15:00〜17:00
:2日目 – 09:00〜11:00 / 13:00〜15:00
●対象者
対 象:タイニーハウスの自作を考えている方
定 員:16名
●参加費
参加費:18万円(税込・宿泊食事別途)
●スケジュールと内容(予定)
4/29 座学 「タイニーハウス入門/竹内友一」
4/30 実技(1)大工道具の使い方
5/27 実技(2)躯体工事
5/28 実技(3)躯体工事
6/24 座学 「建築デザインとエネルギー/竹内昌義」
6/25 実技(4)断熱・気密工事
7/22 実技(5)外装工事
7/23 実技(6)外装工事
8/19 座学 「自然に学ぶ暮らしのデザイン/四井真治」
8/20 実技(7)屋根工事
9/16 実技(8)内装・造作工事
9/17 実技(9)内装・造作工事
9/18 実技(10)内装・造作工事
10/14 座学 「USのタイニーハウス最新情報/調整中」
10/15 タイニーハウスお披露目会
●宿泊
基本自由です。近隣にある宿泊施設を各自手配してください。
●交通
車での参加は可能です。公共交通機関でお越しの場合は、電車(JR小淵沢駅)や高速バス(中央道長坂・高根)の到着場所までお迎えに行きます。また後半になってくると、参加者同士でカーシェアをしたりして、楽しく移動したりしているようです。
●食事
1日目:昼食を済ませて集合、夕食はHomemade Villageで一緒に食べましょう。豪華な食事ではありませんがご用意しますので、食費の実費(多分700~1000円くらい)をお支払いください。2日目は朝食を各自済ませて集合、昼食はHomemade Villageで用意します。こちらも実費(多分500円くらい)の負担をお願いします。
●応募方法
応募フォームよりお申し込みください。→ こちらです。